焼肉初心者の頃の話

焼肉初心者の頃の話

私は祖父母に育てられ、幼少期は純和食ばかり食べていました。

外食もそのようなものばかりでした。

そのため、高校に上がるまで焼肉というものを食べたことがなかったのです。

高校1年のある日、友人にチェーン店の焼肉屋さんに誘われました。

これが私の焼肉デビューでした。

焼肉について何も知らなかった私は、「焼肉定食」のように、すでに焼かれた肉が皿に盛られた状態をイメージしていました。

生の肉を網の上で焼くスタイルだったことを知ったのは当日のことでした。

そのため、当日は着物のように袖が揺れるタイプの、それも真っ白な服を着て行ってしまいました。

我ながら本当に馬鹿でした。

まず、当然のことながら非常に焼きにくい。

網に肉を乗せるたびにテーブルに袖が引っ掛かります。

その上、何回かタレに袖を付けてしまいました。

これだけでも私、友人ともに最悪な気分だったのですが、ホルモンを焼くときにもっと最悪な事態に陥りました。

ホルモンの中には丸腸というものがありました。

これは、牛の腸を開かずそのままぶつ切りにしたもので、中にたくさんの脂が閉じ込められています。

焼いている間は何も起こりませんでした。

しかし、私がそれを取ろうと転がした瞬間、丸腸が激しく炎上しだしたのです。

そして、私の袖に燃え移りました。

友人と店員さんが素早く消してくれ、怪我はなかったのですが、袖が焦げてしまいました。

今はもちろんそんな失敗はなく、焼肉も大好きなのですが、いまだに炎上は少し怖いです。